包茎手術/にしやま由美東京銀座クリニック(東京銀座2丁目)
2019-07-05
包茎の治療について
男性器のコンプレックスで悩んでいる男性は多いと思います。特に包茎は、人、特に女性に見られると恥ずかしいと考えたり、衛生面、性病になりやすいなどのデメリットもあります。その中でも、特に注意しておきたいのが衛生面です。包茎の方は、包皮の内側がジメジメしてアカがたまりやすいので、雑菌の繁殖やいやな臭いの元となります。これは同時に、皮膚炎や性病になりやすいなどの原因にもなります。また症状によっては、亀頭などの発育の問題にも関わってきます。男性にとって大切な生殖器官ですので、友人や雑誌等の不確かな情報で自己判断してしまうのは危険です。恥ずかしがらずに、お気軽に専門の医師にご相談ください。
包茎の種類について
(1)自然状態でも亀頭が露出しているタイプ
(2)包皮を反転すれば亀頭が露出できるタイプ
(3)亀頭包皮間に癒着があり包皮を反転させようとしても不完全にしか亀頭を露出できないタイプ
(4)包皮輪が狭く亀頭が露出できないタイプ
包茎であると起りうる事
●排尿障害
狭く硬い包皮輪が原因で、排尿障害が起こることがあります。
●亀頭包皮炎
亀頭と包皮の間に尿や恥垢がたまり不潔になるので細菌感染を起こし、亀頭包皮に炎症を起こすことがあります。亀頭包皮は発赤腫脹し、包皮開口部より膿を排出し痛みを訴えることがあります。
●嵌頓包茎
包皮口が狭い場合に、何かの拍子に包皮が反転し亀頭根部で絞扼を起こし、亀頭を戻すことができなくなる状態です。症状が進行すると亀頭の激痛や血流障害をおこす場合もありますので注意が必要です。
●尿路感染症
亀頭包皮間に細菌が生着しやすいため尿路感染症を起こす確率が高いようです。
●陰茎癌の発生
小児期の問題ではありませんが、成人してからの問題として陰茎癌の発生との関連もあげられます。ただし、陰茎癌の発生には他の要素も多く含まれ、包茎により亀頭包皮間の不潔状態が長期にわたり続くことが問題視されています。
●子宮癌や性行為感染症との関連
小児期の問題ではありませんが、性交渉の相手の子宮癌の発生の一因や性行為感染症になりやすいという説がありますが確定的ではありません。
包茎の手術方法
環状切開術は、局所麻酔により狭い包皮輪および余剰の包皮を輪状に形成外科的に丁寧に切除した後、糸で縫合し亀頭を露出させる日帰り手術です。切開部を波状にして性感帯を残すことが最も重要で、それには環状切開法が最も適しています。手術時間は約1時間程度で、術後の創部腫脹や軽度の疼痛などありますが、特別な問題がなければ2~3日後よりシャワーが可能です。最初、亀頭部への刺激があり違和感を覚えますが徐々に慣れてゆきます。性交渉は、3~4週間程度控えて下さい。
お気軽に専門の医師にご相談ください。